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金融担当副大臣 大塚耕平さんの講演会

今日は船友のナリナリの紹介で、民主党の愛知県選出参院議員で、金融担当副大臣の大塚耕平さんの講演会に行ってきました。会場内は満席で人気の高さがうかがえますね。
講演前から会場横に待機していましたが、本当に気さくな方で周りの方々と挨拶などしていました。政治家にありがちな見下すような感じはまったくありません。こんな人達がもっと政治家になって行けば日本の政治も変わるのかもしれないな~と感じました。

投資家という立場からしても、金融庁を担当している副大臣の話はとても気になりますね!
政権交代には期待しているものの、民主党は特に投資については金持ちがするものだとか後ろ向きなイメージがあるので、今後どのような政策を行っていくのか気になる所です。日本郵政の民営化見直しや社長人事などを見ると、今後どうなっていくのかますます心配になります。
昨日は『沈まぬ太陽』という映画を見てきましたが、これは日本航空の内実を描いた映画です。国策航空会社ということで、最後はお国がなんとかしてくれるという甘い考えや、会社の方針や人事も政治に振り回されるなど、どうもがいても立ち直れない様子が描かれていました。
3時間半という大作ですが、映画を見ていてJALもそうですが最近の日本郵政の状況と重なって見えてきてしまいました。日本郵政も政権の意向でトップ人事が左右され、民営化も見直し、田舎の郵便局も特定郵便局長や政治家の圧力で復活!と日本航空と同じ様な道に再度戻ったようにも感じてしまいます。

そんな背景もあるなか開催された今日の講演会はとても興味深いものでした。
大塚耕平さんは強面の亀井大臣のもとで大忙しだと思いますが、こうして名古屋で講演を聞けるのはとてもありがたいことです。
民主党政権発足後に新聞などでも大きく報道された、貸し渋り対策法案や日本郵政の人事などについても詳しく説明がありました。亀井大臣は強面で言葉が乱暴なところがあるので誤解されやすいが、とても情に厚い人で公務員試験にも3位で合格するなど優秀な方なんだそうです。情に厚いというのは感じますが、現場の警察官から警察官僚になったタタキ上げの人だと思っていました(笑)
東大を出て民間会社に就職後、公務員試験に挑戦して3位で合格という経歴だとは思いませんでした。
日本郵政の人事についても、無理矢理西川社長を退任させたというマスコミ報道とは異なり、十分に説明・根回しして人事を行ったそうです。元大蔵事務次官の斎藤次郎氏の社長起用も、民間からは給料が安くなるので断わられたり、郵政との提携を目的に社長の座を狙う動きがあるなどを亀井大臣が総合的に判断して決まったそうです。小沢一郎さんの意向だとかそんなことはまったく無いそうです。

こうして説明を聞けばなるほどとも感じますが、大蔵官僚の起用は民営化とは正反対の動きの様に感じてしまい、釈然としない部分もありますね。今後日本郵政がどう変わってくるのかを見極めないと、マスコミの懸念が正しいのか、亀井大臣・大塚副大臣の考えが正しいのかは分かりませんね。
財務省からすれば日本郵政も勢力下に入ったともとれますので、また以前の様に郵貯に資金を集めさせ財務省経由で好き放題にばらまくことも不可能ではありません。民主党にどこまで官僚をコントロールできるかが問われてきますね。官僚間のつながりはかなり強いみたいですし、そういった意味でも民主党にとってかなりリスクの高い社長人事だな~という感じがします。

大塚さんも嘆いていましたが、マスコミの報道と実際の発言や政策の意図がかなり異なっている部分があるそうです。私も新聞を読んでいてかなり偏った考え方だなと感じることはよくありますが、今回の講演を聞いて報道と実際はかなり異なっていて驚きました。
私は日経中心に読んでいますが、日経は大企業寄りの姿勢が強いですし、自民党寄りの新自由主義に考え方が近いんだなと感じます。同じ新聞ばかり読んでいると気付かぬ間に洗脳されてしまう恐れもありますね。こういった機会に直接政治家から話を聞くことも大事だなと実感しました。
政治家の方々ももっと積極的に情報発信してもいいんじゃないかなと思います。
金融庁のホームページもあまり見たことはないんですが、今日の話のようなことが分かりやすく載っていれば見てみたいと思いますし、ブログなどでもっと発信してもいいんじゃないかなと感じましたね。もうやっているのかもしれませんが(笑)
マスコミの報道だけに頼るんじゃなくて、幅広い情報を元に自分でよく考えて判断したいなと思います。

金融庁や郵政の問題以外にも、ダムや道路、空港、日本航空の問題なども含め、担当以外の分野も含めて幅広い話が聞けてとても参考になり、楽しかったですね。亀井大臣も前より身近に感じるようにました
ダムの問題では八ツ場ダムが大きな問題になっているが、50年間も完成しなかったものをいまさら作る必要があるのか?完成させるにはこれからさらに3千億円以上が必要になる。地元の方々には申し訳ないが、もっと優先する必要のある課題はたくさんある。このようなダムが全国には140ヵ所近くある。100ヵ所としてもすべてのダムを完成させるには30兆円ものお金が必要になる。ダムを作るより新規産業育成や社会保障などに使った方がいいのではないか?
八ツ場ダムについて世論調査などでは8割が建設中止に賛成しているが、八ツ場ダムは中止していいが地元のダムは建設して欲しいという声も多い。ダムも空港も新幹線も道路も欲しいと自利ばかり考えていると、全体としては無駄が多くなってしまう。自利ばかりでなく利他の考え方も重要だ。
現在日本には100ヵ所の空港がある。日本の空港の着陸料は高いが、これらが空港整備特会に入ってくる。お金がどんどん集まるので、全国に100ヵ所も空港を作ってしまった。空港を作ると飛行機を飛ばさないといけないので、日本航空の路線も膨張してしまった。政治家の責任も大きいが、言われるままに航路を増やしたJALもどうかと思う。全日空も少し遅れているだけで同じ様な状況だ。
道路整備特会も同じ様な仕組みになっていて、もともと東名高速や名神高速は、建設費が償還できたら無料になる約束で建設された。特会に通行料が続々と集まってくるので、無駄な道路も次々と作られた。特会に自動的にお金が流れ込む仕組みに問題があるので、高速の無料化や暫定税率の廃止は大きな意味がある。特会にお金が流れ込まなくなれば無駄な道路は作れなくなる。

その他にも、民主党に限らず10年~15年に政権交代があるというのはいいことだと思う、という話などいろいろと興味深い話があり、あっという間の1時間でした。

講演会後には質疑応答の時間と名刺交換や握手会の時間もありました。私も名刺交換と握手をしてもらいました人柄もいいですし質疑応答にも的確に分かりやすく答えていたので、好感度は大幅アップです。これからも活躍を期待したいですね。

質疑応答では色んな質問が出ました。

(1)記者会見は記者クラブ加盟社しか参加できないなど問題があるが、どのような取組みをしているのか?
→日本記者クラブ加盟社以外の参加を認めないのは談合だと思う。新聞では他業界の談合や天下りを非難しているが、マスコミも談合や天下りを行っている。対応は省庁毎にばらつきがある。金融庁は先進的な取組みをしていると思う。亀井大臣から記者クラブ加盟社以外の参加も認める様に各社に通達を出したが断わられたので、記者クラブ向けの会見は手短に行い、その後加盟社以外の希望者を大臣室に招きいれて、コーヒーを飲みながら会見を行っている。こちらは危ない人以外は参加可能で、一番危ないのは俺だと亀井大臣が言っているくらいなので、フリーの記者なども参加できる。共産党の機関紙赤旗の記者なども参加している。
それぞれがばらばらに発言したら収拾が付かないので私が仕切っているが、官僚的だと言われてしまう(笑)
金融庁以外では堅物の岡田さんの外務省も取組みが進んでいる。

(2)高速道路無料化では、船などの交通機関に影響が出るなどマイナス面もあるが、どのように評価しているのか
→政策にはすべてプラス面とマイナス面がある。高速道路無料化では、環境に悪いのではないかという批判と指摘の様に他の公共交通機関に影響が出るという2つの批判が多い。
前者については、高速が無料になることで国道と高速に車が分散することで渋滞が減少し、CO2排出量が減る可能性もある。やってみないと分からない部分も多いので、まずは無料化してみて高速に集中して渋滞するようなら、有料にするなど改善すればいい。CO2削減の国際公約25%削減を達成するには、すべての車を電気自動車や燃料電池車などにするなど思い切った政策が必要だ。ダムを作る費用の一部をこのような産業に回せば、コストを大きく下げることもでき普及も加速できる。日本で普及が加速すれば、デファクトスタンダードを得ることもできる。このくらい思い切った政策が必要だと思う。

(3)日銀は社債の買取などの一部資金繰り対策を中止したが、金融庁は貸し渋り対策法案を準備している。政策が矛盾しているのではないか?
→マスコミの報道などを見てもそう感じてしまうかもしれないが、日銀が中止したのは大企業向けの資金繰り支援策で、大企業の資金繰りは改善している。一方中小企業は依然厳しい状況が続いている。貸し渋り対策法案はこうした中小企業向けの支援策であり矛盾はしていない。日銀とも話し合いを行っていて、こうしたこときっちり伝えてもらうようお願いしている。

(4)国の借金が800兆円もあるがどうやって返して行く考えか?
→800兆円以外にも日銀が持っている国の短期債務などを含めると1300~1400兆円ほどある。日本の個人金融資産1400兆円があるから大丈夫と言われてきたが、徐々にこの水準に近付いている。IMFの日本に対する報告書も今年の7月から内容ががらっと変わった。2019年には日本の借金は国民の金融資産を超えることになるので大変問題だという表現になった。
もちろん短期間で返すことはできないが、借金を返すには3つの方法しかない。
①インフレを起こす
②プライマリーバランスを改善し、毎年黒字を出して少しづつ返して行く
③踏み倒す(返すことになりませんが
若い人は笑うかもしれないが、終戦後には現在のような借金を抱えていて、その時日本政府はインフレにして踏み倒した。今回はそんなことはできない。ということは毎年着実に黒字を出していける様に早くする必要がある。
世界銀行の基準では、プライマリーバランスは一般会計に加えて特別会計、独立行政法人の債務も含む。小泉政権でプライマリーバランスの黒字化ができなかったのは、これらへの切込みができなかったからだ。なので空港整備特会や道路整備特会の話をしている。これら特別会計を見直していけばプライマリーバランスを黒字化することは可能だと思う。一気に借金を0にすることはできないが、無駄を見直し少しづつ着実に返していきたい。プライマリーバランスが黒字化してくるという方向が出てくることが大事だと思う。

金融分野に限らず幅広い質問に丁寧に答えていて好感を持ちました。このような講演会なら今後も参加してみたいですね。

個人的には金融庁の副大臣ということで、証券税制も含めた個人投資家の育成策についても関心があり、講演後に聞いてきました。

証券税制も含めて個人投資家の育成策についてはどのように考えているのか?この点については民主党の考えがあまり分からない。日本郵政の問題を見ても投資より貯蓄を薦めているようにも感じてしまう。
→証券優遇税制は激変はしない(当面は現状の優遇策を続けるという事だと思います。安心しました)
個人投資家の育成も重要だと思うが、ずっと貯蓄から投資へという政策を続けているのにあまり効果がない。これは投資というのが日本人の考え方に合わないのかもしれないので、日本で個人投資家が増えないのはなぜか?というところから考えていく必要があるのかもしれない。投資に興味がある人は自然と投資を始めるが、興味がない人にまで無理に投資をさせるのもどうかと思うので、幅広い視点で考えていきたい。日本郵政の問題はけっして貯蓄に流れを戻すものではない。

証券優遇税制については安心しました。どうも民主党は、投資は金持ちがすることでけしからん!と考えているように感じてしまい心配していました
日本でなかなか投資が根付かないということですが、家まで自転車で帰りながら私もずっとなぜなんだろうと考えてみました。自分の経験を振り返ってみても、学校などで投資について学んだ覚えはありませんし、親からも投資は危険なものだから手を出すなというように言われた記憶があります。周りで聞いてみても、投資は危険と親から言われたり、よく分からなくて怖いというイメージを持っている人が多い様に感じます。
政治家も株式投資をしていると非難されるような風潮がまだあるようにも感じます。よく分からない投資で儲けているとは何事かという感じなんでしょうか。
これらを考えてみると、投資に対する教育が遅れているというのが根本的な問題だと感じました。義務教育でも投資について教えられる様になって投資に対する理解が深まれば、リスクとリターンの関係も分かるでしょうし、少なくともよく分からないから怖いということはなくなると思います。
投資について理解が深まれば、ローリスク・ハイリターンの投資話に騙される人も少なくなるんじゃないかな
日本人の考え方に合わないと判断する前に、日本でも投資教育に本格的に力を入れてみることも大切だと思います。
いろいろと考えるきっかけにもなり、とても得るものが多かった講演会でした。
お忙しいでしょうが今後もこんな機会があることを楽しみにしています。
本当にありがとうございました。
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