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双信電機の会社説明会に行ってきました♪

証券教育広報センター主催の双信電機の投資家向け会社説明会に行ってきました。
双信電機はセラミック技術をベースに、携帯電話など通信関連のフィルタなどの電子部品を製造・販売している会社です。日本ガイシの子会社になります(持ち株比率は40.7%)

2008年11月11日の株価 324円
(東証1部 6938) 100株単位 3月決算
PER 29.7倍、PBR 0.3倍、配当利回り 3.7%
 中間配あり

最近の株価は → ヤフーファイナンス 双信電機
ホームページは → こちらです♪

お土産は500円分のクオカードでした。

今回も長くなってしまったので、横幅が広いページも用意しました。しっかり報告しようとすると長くなってしまうんですよね(笑)
 → 少し横幅が広くて読みやすいページ

南東社長から説明がありましたが、名古屋でも3回ほど説明会を行っているそうです。
過去9年間は10億円以上の営業利益を上げてきたのに、70周年を迎える記念の年に大幅減益となる見込みであり、まずは業績悪化と株価低迷のお詫びからプレゼが始まりました。ここには株主の方もたくさん来られていると思うので、この場を借りてお詫び申し上げたいとのことでした。
今は大部分の会社が下方修正したり株価が低迷していますが、ここまでお詫びするのもめずらしいですね。IR部門に苦情がたくさん来ているのでしょうか(笑)
そして先日の決算発表のときに、日経の記者と自社の株価について雑談していたら、それが記事になってしまいびっくりしたと話していました。記事内容の一部は下記のようなコメントです。
『うちを買収したら即現金で回収できるってこんな状況ってありですか』と嘆いていた

資産の額と比べて株価が異常に安いことを強調したかった発言が、そのまま記事になってしまったそうですが、私も記事を読んでそんなにキャッシュリッチな企業なの?と興味を持ち四季報を開いてしまいました。業績がいまいちだったのでそれ以上は調べませんでしたが賛否両論はあるんでしょうが、この記事によって双信電機の知名度は上がったんじゃないでしょうか?私もそれまではまったく知りませんでしたので。とはいえ、わざわざ釈明するということはお叱りの声の方が多いんでしょうね(^_^;)

日本ガイシとは共同開発はしているが、製造・販売は独自に行っていて、事業的には独立した関係です。
携帯などの電波に関係するフィルタを販売している情報通信端末分野(売上構成比20%)では、日本だけでなく海外も含めて携帯の生産が低迷しています。この影響に加え急激な円高で売上・利益が減少しています。

携帯の基地局などで使う電子部品を販売している情報通信インフラ部門(売上構成比28%)では、技術力が必要で付加価値が高い部品に力を入れています。中国でオリンピック前に3Gの導入が始まると期待し開発を進めていたが、まだ導入が始まっていなくて売上見込みが外れてしまった。

電車用の電子部品や、医療機器などで使われる電波障害を除去する部品などを扱う一般機器部門(売上構成比29%)は、安全性を向上させるための投資が続いていて比較的好調なようです。

今いちばん力を入れているカーエレクトロニクス部門(売上構成比10%)では、セラミック技術を活用して熱に強いセラミック基板などを拡販しています。

今期の事業環境は、夏以降厳しくなってきていましたが、10月以降さらに厳しさが増してきた。
情報通信端末は中国中心に在庫調整が続き受注が減少している。特に高機能携帯電話が売れなくなっている。しかし来年からは日本でもWiMAXが普及してきたり、再来年には3.9G携帯なども出てくるので、中長期的には今後も拡大が続くと考えている。
一般産業機器では、鉄道信号関連は安全性を高めるため景気に左右されにくい市場で、堅調に推移している。また5万円PCに代表される低価格パソコン用の部品が伸びている。日本以上にアジアでは低価格PCが受け入れられている。
カーエレクトロニクス部門はトヨタでも大幅に下方修正するくらい厳しいが、車のエレクトロニクス化はこれからも進むので、力を入れていく。今期の初め時点ではサブプライム問題も米国の自動車メーカーへの影響が中心で、日本のメーカーは数%程度の減産で済むと考えていた。しかし秋以降日本のメーカーも大きな影響を受けるようになり、業績を大幅に見直した要因のひとつになっている。
このように将来的には明るい話題もあるが、足元は非常に不透明な状況です。今期末には経営を身軽にするため、1億円くらいの固定資産を処分するので、特損も見込んでいる。円高も減益要因で、10円円高になると2.3億円ほど減益になる。(海外向けの売上は30%程度で、現地で生産しているのは10%程度。1$=100円に見直した)

業績の向上を図るため、開発案件の選択と集中を行ったり、生産工場を2箇所から1箇所に統合したり、設備投資を前年の半分程度にまで圧縮したりなどの対策を行っている。
来期を見通すのはひじょうに困難だが、増収総益を目指して、下記の経営方針で臨んで行く。
(1)次世代通信システムへの参入
(2)無線LAN市場の大手客先プロジェクトの獲得
(3)ノートPC用厚膜印刷基板(熱に強いセラミック基板)の増注
 熱対策が必要なバッテリー関係などを狙っていく
(4)鉄道信号システムなど景気に左右されない分野での増注
 整備新幹線用の部品が来年くらいから発注が始まる
(5)国内外拠点の再編
(6)総員管理
 大変申し訳ないが現状100人位いる派遣社員も半分くらいに減らさざるを得ない。社員の増員もストップし、最適配置で人材を活用する。

当社はバブル後には大きな借金を抱えていたが、地道に利益を積み上げ株主資本比率が80%を超えるような財務体制になってきた。これからはさらにこの経営革新活動を強化して、『負けない会社から勝てる会社』を目指して、全社一丸となってがんばっていきます。

本来なら記念すべき70周年なので、記念配当なども行いたかったが、このような業績になってしまいたいへん申し訳ありません。記念配は行えないが前年と同額の12円配を行う予定です。配当性向は110%になります。
全体的にお詫びが多い説明会でした。

質問時間にはまたあのおじさんが質問しました。南東社長の回答も長かったですが、今日の質問時間は9分間でした!2人目の質問で時間切れとなってしまいました。
(1)業績悪化について説明を受けたが、それにしてもなぜ短期間の間に何度も下方修正するのか分からない
→新商品を共同開発していた相手が破綻してしまったり、米国のプロジェクトが半年先延ばしになるなど、ここ3ヵ月くらいで状況が急変しているため。
(2)円高も理由に上げているが、円建てで取引できないのか
→すべて$建てではなく6~7割程度であるが、すべて円建てにするのは難しい。競合相手が台湾など海外のメーカーも多いので、当社だけ円建て取引を要望しても通らない。
(3)日本ガイシに42億円も短期貸付しているがなぜか
→日本ガイシグループ全体として資金管理をした方が両社にメリットがあるのでそうしている。実際銀行に預金するよりも0.5%程度有利になっている。

丁寧に説明していましたが、今後の成長性という意味でははっきりしたイメージが感じられなかったですね。今期は業績が悪いのでしょうがないですが、余剰資金もたっぷりあるんですからもっと配当性向を高めてもいいんじゃないかな?と思います。成長性がそれほど高くないのなら何かメリットがないと投資しにくいですね。
全体を通してお詫びの印象が強かった説明会でした。
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