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ハビックスの会社説明会に行ってきました

12月13日に開催された、大和IR主催 ハビックスの投資家向け会社説明会に行ってきました。
大和證券の集客力はさすがですね!会場いっぱいでした。10時~15時で4社の説明がありましたが、昼ご飯の弁当まで付いてサービスも満点です
ハビックスは、不織布原反と衛生向け特化の紙事業を展開している会社です。

2008年12月12日の株価 170円(売り気配)
(JASDAQ 3895) 1000株単位 3月決算
PER 6.4倍、PBR 0.38倍、配当利回り 4.1%
株主資本比率 44.6%、配当性向目標 安定配当 今期は26%

最近の株価は → ヤフーファイナンス ハビックス
ホームページは → こちらです♪


3895.jpg
株価指標を見ると割安ですね。ただ流動性が低いので売買はしにくそうです。上場以来の株価推移は下落傾向ですが、下げ止まった感じでしょうか。

3895s.jpg
酒井社長から説明がありました。他に2名、PC操作に2名で合計5名体制でした。
上場したのが2005年2月ですので3年以上経っていて、地元の会社なんですがまったく知りませんでした。社長はちょっと緊張しているようでした。プレゼ画面もまだ改善の余地はあると感じましたが、帰ってからホームページを見たら毎年1回づつ会社説明会を開催しているんですね。とてもいいことだと思います。回を追うごとによくなっていくんでしょうね。質疑応答ではしっかりと対応していました

ハビックスは1950年創業と歴史のある会社です。当初はちり紙を作っていましたが、トイレットペーパー、ナプキン原紙、ティッシュペーパーと生産品目を変えていき、現在は衛生用紙を中心とした紙事業と、パルプなどを原料とした不織布事業が2本柱になっています。売上の6割が不織布事業、4割が紙事業になっています。売上は順調に伸びていて、今期も衛生原紙事業の新工場が順調に稼動していることなどから、前期比13%増の95.77億円の見込みです。利益については、原燃料の高騰、海津工場の新設による減価償却費の増などにより昨年は大幅減益となったが、今期は売上の増加により各工場の生産が増加していること、生産効率の改善に努め原価低減に取り組んでいることから、経常利益は5.4億円と前期比114%増と大幅改善の見込みです。純利益については固定資産売却損などの特損、法人税の増加などがあり、前期と同額を見込んでいる。
純資産も順調に増加していますが、昨年自己資本比率が下がったのは海津工場の設備投資の影響です。
配当については7円配当を続けている。今後も安定配当を行っていく予定。

事業の内容
不織布事業の製品には以下の4つがあり、不織布を大手加工メーカーに販売している。
(1)パルプ不織布 原反
   出荷先でクッキングペーパー、オシボリ、ドリップ吸収シートなどに加工し出荷されている
(2)パルプ不織布 加工品
   当社で原反から加工し、花王やユニーブランドのクッキングペーパーとして出荷している
(3)化合繊不織布 原反
   出荷先で紙オムツ、生理用品、包装資材などに加工し出荷されている
(4)その他不織布
   原反を輸入し、外部の加工工場で加工して、自動車部品メーカーに納めている

紙事業では、衛生用紙原紙を大手加工メーカーに販売し、紙オムツ、テーブルナプキン、紙オシボリなどに加工して販売されている。

不織布にはさまざまな製造方法があり、それぞれ特徴も大きく異なっている。ニードルパンチという種類はカーペットなどで使われており、不織布市場全体の30%程度を占めている。スパンメルトは包装資材、土木建築材料などで使われ30%程度、サーマルボンドはオムツやナプキンなど肌に触れる部分に使われていて11%くらいを占めている。
当社が手がけているのはエアレイドという種類で5.5%程度を占めており、パルプを回転するネットの上に雪の様に降らせて作る。そのためボリュームがありやわらかいシートという特徴がある。オシボリやクッキングペーパーに使われている。117億円ほどの市場規模だが、当社は30%くらいを占めていて2位である。

日本全体で生産されている紙の市場は、3,126万トン、金額で2兆8,390億円ですが、当社が事業展開している衛生用紙のマーケットは3,132億円です。この中で圧倒的に大きいのはトイレットペーパー、ティッシュペーパーで大量生産されている。当社はその他の分野(約10%)で展開していて、大量生産とは違う付加価値の高い分野です。ここは233億円程度の市場で、子供用オムツ、大人用オムツ、生理用品、テーブルナプキンなどで使われていて、当社のトータルシェアは13%出荷額は30億円程度です。

今後の戦略
現在展開している商品の中でも、クッキングペーパー、海外子供用オムツ、大人用オムツ、ペットシートについて、今後の伸びを期待している。

クッキングペーパーの業務用マーケット(市場規模80億円)では、ほとんどが不織布になっている。当社のシェアは、日本製紙クレシア、信越ポリマーなどで原反を採用いただいており、合計すると50%を超えている。レストランやホテルの厨房で使われていて、シェフや板前さんに当社の製品の性能が高いと認めてもらった結果だと思う。ただ業務用の市場は今後大きくは伸びない。一方家庭用の市場(107億円)は、安価な紙製のキッチンペーパーが多く使われている。当社のシェアは不織布の一部でわずか1%程度に過ぎない。これはクッキングペーパーの品質向上のため、厳しい業務用のマーケットに注力してきたことや、流通が難しい家庭用を避けてきた結果です。
今後の事業戦略としては家庭用向けに力を入れて行く方針で、昨年来家庭用クッキングペーパーの開発を進めている。大手スーパーのユニーやカインズホームセンターなどのプライベートブランド商品として採用された。さまざまなお客様から引き合いも増えている。今後もPB中心にシェアを拡大していく。

大人用オムツのマーケット(1200億円)では、2社で原紙を採用してもらっており30%ほどのシェアを占めている。今後も高齢者人口は増加して行き、紙オムツの需要も伸びていくと予測されている。当社でもさらに最適な紙の開発を行うとともに、大人用オムツ用途の販売拡大に努めていく。

子供用オムツのマーケット(1300億円)では、オムツメーカー2社にオムツ部材の一部として原紙を供給し、シェアは27%程度です。国内の市場は普及率がほぼ100%に達しており、市場は成熟しており、少子化の影響もあり伸びは期待できない。一方、東南アジアは普及率20%、中東や南米は40%程度と拡大の余地が大きい。現在当社は、中国、フィリピン、タイ、マレーシア、イスラエル、トルコなどへ出荷しており、前年比倍の伸びです。またP&G、キンバリークラークなどのグローバル企業から引き合いを頂いている。さらに競争力のある製品開発と販売ルートの開拓を図っていく。

当社の特徴
当社の特徴は、独立メーカーなので複数のメーカーから注文をいただけることです。製品の持つ機能に対して、顧客ごとにさまざまな要求があり、これら様々な要求に営業・開発・製造が一体となって迅速にきめ細かく対応することが重要です。当社では少数精鋭で、シンプルかつフラットな組織による経営を実現しています。これらにより、機会ロスの低減と適正利益の確保を図っている。
特徴の2つ目は「3つのシナジー効果」です。
技術シナジーとして、当社はエアレイド製造、サーマルボンド製造、薄葉紙製造の3つの異なる技術を持っているが、シートを製造するということは同じです。それぞれの技術開発から得られたノウハウ・製造技術は他部門にも移植され共有化され、それぞれの製造技術を高めあっている。
製品シナジーとして、当社はパルプ不織布、化合繊不織布、衛生用紙の製品を持っており、それらを複合化した製品開発を行っている。また製法が異なっても、用途が同じであったり似ていることもある。開発情報を共有化することで、お客様の様々な要求に応えることが可能になる。
マーケットシナジーとして、当社は家庭用、業務用、産業用など幅広いマーケットに販売しているので、産業用製品を家庭用に提供するなど、品質・機能を満たした商品を素早く展開することができる。
これら3つのシナジーが相互に補完しあい効果を高めている。

これまでは3つの既存事業について説明してきました。これらの領域をさらに広げていくとともに、さらにより多くの経営資源を投入し、健康・環境に関わる新規製品、新規事業を開発し、新たな事業分野への可能性を探求していく。
現在、不織布事業、紙事業ともに順調に推移している。今後は先ほど説明した重点市場にさらに力を注ぎ、3つの柱を中心とした事業領域の拡大を図るとともに、新規事業を開発し売上・利益ともに上昇させていく。今後ともご支援をよろしくお願いします。

質疑応答は大和IRのアナリストからと、会場からの2本立てです。
アナリストからの質問
(1)原料のパルプの調達ルート、価格はどうなっているか
→パルプはカナダ・アメリカ・ブラジル・北欧などで生産されており、国内の数社の商社を通じて調達している。年間契約ではなく月々の契約をしている。
価格は一昨年より今年の前半まで国際的なパルプ市況が締まり、急激に上昇した。現在は世界的な需要減により国際価格が大幅に下落している。建値はドル建てのため、急激な円高によりさらに入手価格は安くなっている。
(2)競合会社との販売価格競争や原料アップを価格転嫁は可能なのか
→もちろん競合はあるが、それよりもスーパーなど市場が決める価格設定の影響が大きい。その価格に合わせた物が作れるかどうか、マーケットの要求にどう我々が応えられるかが重要である。
原材料価格を転嫁できるかというとすぐに転嫁することは難しかった。少しづつ時間差をおいて説明し、少しづつ転嫁させてもらった。それでも100%転嫁できたわけではなく、40~50%転嫁できればいいほうという状況で、たいへん収益を圧迫した。
(3)クッキングペーパーだけ最終製品まで作っているのか
→クッキングペーパーは花王やクレシアなどにOEM供給している。ボリュームが少なくてOEM先各社が設備投資してもペイしない。それで当社で設備投資して最終製品まで加工し、OEM先に供給している。
会場からの質問
(4)アレルギーやインフルエンザ対応のマスクは作らないのか
→私たちの素材だけでマスクが作れるわけではないので、マスク自体は作らない。ただ花粉症やインフルエンザなど問題になっており、それらに適した素材の開発は進めている。
(5)今期は業績回復を見込んでいるが大丈夫か?円高や原油価格下落の影響は?
→乾燥工程などで油やガスを大量に使うので今まではコストアップになってきたが、最近の円高や燃料価格の下落は利益にいい影響を与える。
(6)不織布関連事業の自動車用部品とは何か?
→見える部分ではないが、カローラなどの天井の裏部材に採用されている。
(7)今後の業績を牽引するものは何か?利益率は高いのか
→先ほど説明したクッキングペーパー、大人用オムツ、海外子供向けオムツそして健康・環境に関連した新規事業にも力を入れる。付加価値の高い商品を提供できるよう開発に力を入れる。
(8)具体的な研究開発は?
→健康・環境に関連した研究に力を入れているが、具体的な内容については控えさせていただく。現在の紙、不織布事業とはまったく違った世界のものもいま開発途上である。
(9)競合会社が多すぎる業界だと思うが、統合や合併は進まないのか
→我々は紙オムツなどの素材を供給する会社で、実は競合はそれほどない。だんだんマーケットが集約されてきて、四国や富士地区に中小メーカーが一部ある程度で競合はそれほどない。
(10)長期的に見ると原料パルプが不足してくると思うが対応は?
→パルプが不足してくることはない。米国で建築が止まったが、森林はどんどん増えている。先般アメリカへ行ってきたが、現地のパルプメーカーではパルプが増えて困っていた。資源が減ることはありえないという話だった。一方景気が良くなって建築が増えても、パルプは建築用の端材や間引きした木が原料なので問題ない。
さらに計画的に植林されているので問題ない。

質疑応答には自信を持って答えているように見えました。決まった原稿を元に話すより質疑応答のほうが、酒井社長らしさが現れているように感じました。
いままでまったく知らない会社でしたが、説明や質疑応答を聞いていておもしろそうだなと感じました。成熟産業の目立たない会社なのかなというイメージでしたが、大手メーカーに原材料を供給していて、分野別にみるとけっこう高いシェアを確保しています。円高・原油安は大幅なコスト改善につながるので、今期・来期の業績は期待できそうです。株価も割安ですしもう少し詳しく調べてみようと感じました
流動性が低いのは問題ですけどね!

最後までお読みいただきありがとうございました。
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